藤原  面白いのが、収録をする際に、キャッチャーマスクを実際につけたりするんですよ。
花澤  そうそう、2個常備して、それをかわりばんこでつけたりしてね。
山下  え、遊んでつけてるってことじゃないですよね?(笑)。
花澤  違う違う(笑)。その役の人が身に着けて収録するんです。
藤原  野球の表現にはこだわっていますよ。あとは、ボールの投げ方など、最初にしっかり指導していただきました。
花澤  野球やってる感があるよね。
山下  本格的なんですね!
花澤  あとは…藤原夏海を愛でる収録ですね!(笑)。
藤原  え!?
花澤  マイク前のなっちゃん(藤原さん)がすごくかわいいんですよ!ぴょこぴょこしてて。なので、出番が無いときはなっちゃんを見てます。主人公でありマスコットキャラクターであり和ませ役であり…(笑)。自然といつもなっちゃんが中心にいますね。
藤原  ありがとうございます…(照)。


藤原  チームが負けて今のままじゃ勝てない!って思った大吾が「俺がなんとかしなきゃ」って頑張りすぎちゃって、チームがバラバラになりかけちゃうんです。ただ、大吾がいたことで成り立ってたんだって、メンバーも気づいて、体調を崩した大吾の家に、みんなでお見舞いに行くんですけど…1回バラバラになってからのチーム復活!感が、すごく好きで、「仲間っていいな」と思いました。これから演じるのもすごく楽しみなシーンです!(17巻)
花澤  睦子がアニータにきつく言われるシーンですね。睦子は「別に本気じゃないし!」って思ってたけど、「そんなもんじゃないだろ」って大吾に言われて、ちゃんと思い直すのがとても感慨深くて。第1シリーズでは、応援してることが多かったけど、これからは、試合を通して成長していくんだぞ、ってのが見られたので、早く演じてみたいなと思います。
山下  仁科の最初のイキり具合がバキバキに折られるところが好きですね。俺が世界で一番つえーんだ!って思ってたけど、中学の野球には全く通用しなくて、考えてたほど野球って甘くないんだと気づくところ。 チームに馴染んで、ムードメーカーになっていく姿を見ると安心するし、親心的な気持ちになります。アホで空気読めないのが、逆にいい雰囲気を作ってると思います(笑)。




藤原  大吾が成長していたので…キャプテンになるし、責任感とかも出てきましたよね。(小学生編で)いろんな思いを経て、丸くなって、さらに優しいところが表に出始めている部分もあったりして…そういう成長した姿というものを見せられたらいいなと思っています。
花澤  睦子は、性格的に、そんなに変わってるわけではないんですが、大吾とのやり取りが全然変わって来ましたね。小学生の頃は"お節介幼馴染"ポジションだったんですが、大吾が大人になったので会話がぽんぽん弾むし、あれ?二人めっちゃ仲良くない?っていう。そういう空気感が全然違うと思います。
藤原  確かに、(小学生編では)大吾は睦子に対して否定的なリアクションが多かった気がします…
花澤  そうだよね、そんな大吾が、お家までわざわざフォローに来るなんて!あの!大吾が!(笑)。
(第2シリーズから)睦子は野球シーンが増えるので、野球を通して成長していく姿を演じられたらいいなと思っています。


山下  最初はイキり野郎なんで…(笑)。初見では「コイツなんなんだ?!」って思うんですが、だんだんそれがくせになると思います。仁科って実は野球がすごく好きなんだけど、周りがヨイショしちゃったりとかで、かなり調子に乗っちゃってます。でも、へし折られて「悔しい」って思えたから彼は成長できるんだと思います。そこから、何がダメなんだ?なんでだ?って模索してるのも、青臭くていいな、と思いました。そういうかわいい一面もあるので、ギャップを魅力的に演じられたらいいなと思います。


藤原  自分とはあまり似てないんですが…大吾の努力家なところに憧れる部分はあります。たとえば、おとさんに「野球教えて」って頼むシーンで、「みんなうまいのに俺だけ下手なのは嫌だから」って、言えるところとかですね。
花澤  負けず嫌いなところは似てるかもしれません。ただじゃ起きないぞ!っていう気持ちはありますね。なんで自分は○○できないんだろう…もっとできるようになりたい!と自分に闘志を燃やすタイプなので、そこはちょっと共通点かもしれませんね。

山下  やりたいことに対して、そこだけは曲げられないぞっていう自分自身のプライドをもっているところですかね…頑固みたいなところがあって…
藤原  え〜!そうなんですね!意外です。
山下  譲れないものは譲れない、ってところがあるから、やりたいことが出来る部分もあると思っています。


藤原  両親ですかね。野球は関係ないんですけど…大人になって一人暮らしをすると気づくじゃないですか、ご飯作ってもらってたんだとか。両親が支えてくれてたんだなって。それに、父も母もピンチの時にはいつも助けてくれるので、ほんとにヒーローですね!
山下  どんなピンチがあったの(笑)。
藤原  地元の友達の結婚式に、仕事で間に合わない!ってなった時に、深夜、車で迎えにきてくれて…ありがたくて泣けてきちゃって…
花澤  私も家族で、お祖母ちゃんですね。犬の散歩を「ラッチャッチャー」って踊りながら行くんですよ。ダンスを習っていて、キラキラなものが好きで、パジャマにもスパンコールがついてるくらい派手派手で明るい人なんです。
藤原、山下  かわいい〜!!
花澤  いつ会ってもハッピーオーラがすごくて、ずっとこのマインドでいられることがまず素晴らしいなと思って、ああいう人になれたらいいなって思ってます!
山下  僕のヒーローは…色々いるんですが…ハンバーグですかね…
藤原  もしかして「さわやか」ですか!?
花澤  ???
山下  …そう。もうずっと助けられてきましたね…両親のように。
花澤  ………???どういうこと?
山下  「さわやか」は僕の地元浜松の名店なんですが、僕は「さわやか」(のげんこつハンバーグ)に育てられてるんですよ。同郷の藤原さんも知ってると思います。悲しい時も、悔しい時も、明日頑張りたい時も、いつも僕を支えてくれた存在です…実家に帰る時は、今でも絶対行きますね!パワーをくれるんです!ありがとう!!
花澤  いいな、行ってみたい!
山下  『メジャーセカンド』で静岡に行くことがあったらみんなで行きましょう(笑)。


山下  中学生編から、新たに参加するキャラクターなので、新鮮な気持ちのまま演じられたらと思っています!原作では知ってる先の部分も、仁科と一緒に、その時感じたものを出せたらいいなと。大吾や睦子たちが中学生に成長した姿もそうですが、仁科は新たに入ってくる新鮮な味なので、作品の起爆剤になれたら嬉しいです!

花澤  リトルの時は、才能のある子が目立つ印象だったのですが、中学生になると、努力でなんとかなる部分、メンバー同士で補い合ってる感じが出てきて、チームにワクワクする感じが増します!睦子的には、すごく大人っぽくなって…髪を下ろしてる制服姿とかがとってもかわいい!ずっと見ていたい!見た目も中身も成長して、大吾との関係もどうなるのかな?という思春期ならではの部分も見られると思います。応援していただけたら嬉しいです。

藤原  第2シリーズということで、小学生編の時に培ってきたことを、新しいチームに前作のいい雰囲気を引き継ぎたいです!メンバーもガラッと変わって女の子が増えるので、私自身もどうなるのかな!?と、とてもワクワクしています!大吾と一人一人のチームメイトとの関係も、今までより大人のやり取りになるので、丁寧に演じたいです。チームのキャプテンとして引っ張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!