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レクリエイターズ ネイキッド

4 april

4月30日

43/土煙が舞う中、セレジアの目の前に立ちはだかる人影。彼が衝撃波を防いだ様だ。
セレジア「メテオラ!?」

目付きの鋭い、派手な格好のヤカラっぽいフードの男。片手には木刀を持っている。

まみか、怯える。
まみか「だ、誰!!」
男「いちいち名乗んねえといけねえのかよ、お前の『物語』じゃあーよ」

泣きそうになるまみか。

男、にやりと口角の端を歪めて笑う。
男「こういう反応する奴あ、見た事ないか。ん、まあ、そうだろうなァ」

ぶんと木刀を振ると、地面が鳴動する。
男「神木黒那岐丸(しんぼくくろなきまる)。それと──こいつは」

影の様に立ち上がる化け物の様な甲冑武者。
男「俺の相棒だ」
男「女にこいつを揮(ふる)うのは気が引けるが……お前の脳天に、こいつを叩き込む事が出来ない様な『キャラ』でもねえんだなあ、俺は」

甲冑武者が飛び出す。ステッキで一太刀を防ぐまみか。

甲冑武者の攻撃が命を奪う威力だと気付き、竦(すく)む。

鼻で笑うフードの男がまみかに語りかける。
男「あのよう……おめえの目的さ、『歯向かう悪を倒すこと』? バカくっせ、いつまでそんなシナリオ引きずってんだか」

くるくると木刀を回し。
男「まあ、やりてえんならやってやるけどよ、……俺ァ強いぜ」

薄笑いから眼光が鋭くなる男。
男「一応俺のいた世界じゃ……俺は、『ラスボス』らしいからよ」

振り向いてセレジアに、気軽な調子で語りかける。
男「よう、大丈夫?だいじょうぶじゃねえか、はは」

ソードリベリオンを杖にして立ち上がろうとするが立てないセレジア。
セレジア「……誰」


44/フードの男、呆れた様に肩をすくめて。
男「こっぴでえな。まあ、同じ土俵で戦うなんて事はなかった筈だもんなァ。ま、宜しく」

まみか、新しいキャラの登場と、ここまでの余りの世界観の違いに困惑し恐慌を来す。
まみか「もう……なにこれ……なんなのよ! ……こんなの! こんなの知らない!」

ぽろぽろと涙を流し始めるまみか。

男、鬱陶しそうに苦笑して。
男「泣きゃーいいと思ってる女は相手したくねェんだよ。やんのかやんねえのか、さっさと決めろや。ほい、さーーん、にーーーい……」

まみか、後じさりしながら。
まみか「セレジアさん……怪我させたのは、本当にご免なさい! でも……よく考えて!」

まみかは振り向くと、その場から走り去る。

松原と颯太、人込みをかき分けてようやくサンシャイン公園に駆けつける。

ソードリベリオンを向けるセレジアと、木刀の男。
松原「なんだ、あいつ?」

目を見張る颯太。松原、颯太に問いかける。
松原「──あいつも、ひょっとして『あっち』からきた奴か」

颯太はフードのキャラが誰なのかすぐに理解する。
颯太「あれは……彼は確か……『弥勒寺優夜』です、『閉鎖区 underground -dark night-』に出て来る、主人公のライバルです」
松原「人の形はしてんだな。あれ、超能力者か?」
颯太「そうです。伝奇物のキャラです」
セレジア「颯太君! 松原! 近づかないで!」

肩をすくめる弥勒寺。
弥勒寺「嫌われたもんだなァ。俺はあんたたちを助けたつもりだったんだがなァ? 感謝の一つもされたいもんだ」

颯太達に歩み寄る弥勒寺。

渾身の力を込めて飛びかかり、ソードリベリオンを振り下ろすセレジア。

その刃を振り返りもせずに肩越しに木刀で弾くと、回り込む様にして崩れ落ちかけた彼女の身体を木刀で支え、そのまま肩を抱く。
弥勒寺「おぅっと」

決闘の意志がない事に驚くセレジア。
弥勒寺「だからよ。感謝くらい、しようや」

颯太達に振り向き。
弥勒寺「とりあえずよ、どっか落ち着けるとこ行かねえか? 案内してくれよ」

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