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レクリエイターズ ネイキッド

5 may

5月3日

47/まりねの自宅。コーポの様な三階層の賃貸マンションの一室。

まりねの自宅へとセレジアを連れ帰る二人。

まりねしか部屋にいない。セレジアを見て、
まりね「あ、あわわ、セレジアさん? 何があったんですか!?」
松原「新しいキャラとやり合ったんだ」

松原が見渡すと、まりねしかいない。
松原「メテオラは?」
まりね「あ、あの、メテオラさんは……」


48/回想。タイタン・デジタルソフト。品川とか恵比寿の辺り? 通り過ぎるJRの電車。昼。

まりねと一緒にいるメテオラ。普段着で、白い髪は黒く染められている。 フロア内を見て回る。ゲーム制作の現場の風景。

やがて会議室に通され、まりねと仕事をしたディレクターが来る。

……声は聞こえないが、メテオラ、ハッとする。驚くまりね。

暫く黙っていたメテオラ、やおら顔を上げて社員に向かい。
メテオラ「あなたに、お願いしたい事がある」


49/まりね「私、知らなかったの。プロデューサーさん……ゲームプランナーの方ね、お亡くなりになってたって」

驚くセレジア、松原、颯太。


50/回想。歩道橋。高い空。澄み切った空に風が吹く。

前を歩くメテオラに、まりねが心配して声をかける。
まりね「メテオラさん」

何も答えないメテオラ。何事もなく通り過ぎる人々。

どう声をかけていいか考えあぐね、おろおろとするまりね。
まりね「あの……ごめんなさい、わたし……」

後ろを向いたままのメテオラ。
メテオラ「あなたが謝る必要はない」
メテオラ「……私は、やる事がある。まりね、一つお願いが」


51/まりね「それからまだ、戻って来てないんです」


松原「こんな時に」

痛みに少し顔を歪ませて立ち上がるセレジア。
セレジア「言ったってしょうがないでしょ。事態が悪くなってるのか、それとも良くなってるのか、それもまだ解らないんだから。どのみち、待つしかないわ」

傷跡の痛みに呻くセレジア。
セレジア「……痛ッ……、ちょっと……横にならせてもらうわね」
まりね「あの、大丈夫ですか、病院とか……」
セレジア「私達は、貴方達に比べたら丈夫に出来てるわ。『設定』のお陰でね」

隣室に入るセレジア。

不愉快そうに煙草を吸う松原。大きく紫煙を吐き出す。
松原「状況が良くなってる気がしない。こいつらが出て来て、日も置かずにまた二人だ。しかも厄介そうなのが」

不安そうに顔を覗き見る颯太。

松原、深く煙を吐き出す。

52/夜、同日。ネットカフェ。
受付バイト「○○番のお席にどうぞ、飲み物はセルフサービスです」

会員証を手に持つメテオラ。まりねの会員証だ。

ブースに入り座る。

ゲーム会社から貰って来た、紙袋に入った『追憶のアヴァルケン』に関する資料、攻略本、そして、ゲーム本体。

ソフトをPCにセットする。

モニターが目に反射する。

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