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レクリエイターズ ネイキッド

5 may

5月7日

63/中乃鐘の自宅。一戸建て。彼は東京の郊外に住んでいる(府中~国立のあたり)。
松原「さて」

メテオラ、セレジア、松原、颯太、まりね、

中乃鐘はキャラを前に目を白黒させている。
中乃鐘「『フォーゲルシュバリエ』のセレジアだ」

セレジアを見て。
松原「知ってるよ」
中乃鐘「そっちは『アヴァルケン』の魔術師、メテオラ」
松原「そーだよ?」
中乃鐘「まさか、こんなこと、ほんとに」
松原「うん、普通の反応だ」
メテオラ「でも、信じて頂かない事には、話にならない」
中乃鐘「信じられない」
メテオラ「私達が現実に存在し、あなたの精神疾患から来る妄想でない事を証明する為には、第三者からの先入観なき観測がそれを裏付ける」

颯太を見て。
メテオラ「もう一度彼に、そのステップを繰り返した方が?」

颯太がぶんぶんと手を振る。


64/松原「で、彼がそうなのか」

鹿屋瑠偉がプラグスーツみたいなものを着て、正座している。
鹿屋「す……すみません……」

気の弱そうな少年だ。皆が注目していると、ますます萎縮して縮こまる。
松原「こんなキャラだっけか、こいつ。叫んでる絵しか見た事ない」
中乃鐘「こんなキャラではあるんですけど……まあ、あの、」

『無限神機モノマギア』アニメ本編の映像。「いっけえええええええ!!!!!」と絶叫しながら、ロボットを疾駆させる鹿屋のビジュアル。
中乃鐘「どっちかというと逆切れタイプのキャラ、って設定だったんで。本編見ました?」
松原「ごめん、録画溜まっちゃってて」
中乃鐘「ちょっと傷付きました」

鹿屋、居住まい悪そうにしている。
鹿屋「あの……っ! ここは、どこなんですか」

勇気を振り絞って声をかける鹿屋。
鹿屋「僕のいた日本とは違うんだけど……過去? なんですか?」
中乃鐘「設定的には……二十二世紀だから、まあ、過去と言えば、そう言う事になるのかなあ」
メテオラ「違う。彼の世界の歴史と、この世界の歴史は連続していない。それぞれ世界は独立している」
鹿屋「でもここ、日本だよね? で、西暦──」
メテオラ「本当は順を追って説明したい所。手短かに言えば、あなたの世界の西暦二一一五年以前の歴史は、創造された西暦二一一五年から遡って存在している。総ては創造と同時に成立し、そこに時間の経過は存在しない」
松原「ややこしい話だな」
鹿屋「え、ええ? なにそれ、良く解らない!」

しれっと流すメテオラ。
メテオラ「解らなくてもさしあたって問題はありませんが。あなたはこの世界の想像力が生み出した世界から、飛ばされて来た。わたしやここにいるセレジアも同じ」

セレジアが頷く。

彼らが載っているアニメ雑誌、ゲーム雑誌を鹿屋に見せる。

仰天して動転する鹿屋。
鹿屋「な、なんですか! なんですかこれ!! 僕? これ僕なの?」
メテオラ「初々しい反応ありがとう。とりあえず、知っておくべき必要事項は共有出来たと思う」

振り向いて中乃鐘に質問するメテオラ。
メテオラ「中乃鐘さん。彼とはどこで?」
中乃鐘「ここだよ。たまたまオンエアを見てたら」

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