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レクリエイターズ ネイキッド

5 may

5月26日

113/冷蔵庫から牛乳を出し、腰に手を当てて豪快に飲む真鍳。
真鍳「ぷっはあ」満足げに口を拭う。
真鍳「おいしいなあ。うんうん、なんだか凄く新鮮。牛乳って、こんなにおいしかったっけ。味が複雑のどごし滑らか、超満足なのだな、私は」

片手に牛乳パックを持ち、鼻歌まじりにぶらぶらと書斎に入る。

揺れ動く電灯。床に散らばる本。『夜窓鬼録』が全巻ばらまかれている。

ぶら下がる足。

ぶらんぶらんと揺れる足に会わせて、リズムを取る様に小首をくい、くいとかしげる真鍳。
真鍳「あっけ、ないなあ」

無表情になる真鍳。首をゆらゆらとかしげ続けながら。
真鍳「この人がバリバリ真剣に作品をいじれば、私も空飛んだり、触ったものを黄金に変えたり、街中をホラー映画の怪物怪人で埋め尽くすとか、そんな夢一杯のキャラになれるんじゃないかー、と思ってたんだけどねえ、うん」

かしげ続けながら。
真鍳「ちょっと責め過ぎた、かなあー。追いつめればそれくらいの奇跡起こせるだろ作者なんだから、って思ってたんだけど。駄目だよう、断りもなしに死んじゃーさあ。しょーも、な」

肩をすくめ、
真鍳「ま、世の中そんなにうまくはいかないよねえ」

再び笑顔になって。
真鍳「でも、マガネちゃんはそんな事でメゲナイのだ。不可能は自分の力で変えてこそ、尊いわけです、うっふっふ!」

足下に落ちている文庫を拾い上げてばららっと捲る。
真鍳「河川敷のおばかさん達のたわごと。これ読んだら、辻褄全部合っちゃった。これで一時が万事快調」

足下に、ぞんざいに文庫を放り捨てる。
真鍳「まあ、マガネちゃんミラクルスペースグレートエンペラー計画は、残念無念頓挫しちゃいましたが。それも人生これも人生、というわけで気を取り直し、ひゃーうぃー、ごー。そして嘘は絶好調」

にこーと笑い、牛乳パックを肩越しに投げ捨てて部屋を出て行く。

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