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レクリエイターズ ネイキッド

6 june

6月17日

138/じゃり、と靴音。駐車場の奥から現れる、派手な服装の男。

男「颯太ァ、夜遊びはいけねェなあ」

振り向く真鍳。そして颯太。

暗がりから煙草の灯が浮かび上がる。肩をとん、とん、と叩く木刀。

街灯の灯りに浮かび上がったのは、弥勒寺の姿だ。

弥勒寺、にこりともせずに真鍳を睨んでいる。
弥勒寺「あのー、わりいんですけど、おたくさあ。ウチのソータちゃん、たぶらかさんでくれませんか?」

言葉の内容とは裏腹に、低く殺気の籠った声で喋る弥勒寺。
真鍳「おりょりょ、河川敷で会ったねえ、不良だな、恐い恐い!」
弥勒寺「だーれが俺の感想述べろっつったよ。聞いてねえよ、クソ女」

ぶん、と木刀を振って。
弥勒寺「おい、颯太よォ」
弥勒寺「昼間っからおかしいと思ってたんだが、案の定だ」
弥勒寺「こんな女の口車に乗っかりやがって。耳貸す価値もねえタワゴトだ」

弥勒寺を見る颯太。どっちの言い分を聞いたらいいのか解らずに混乱しているが、真鍳が颯太に掛けた呪いは解けかけている。
弥勒寺「おめえ、人の話はちゃんと聞きなさい、とかよ、そう教わってんだろ。育ち良さそうだしな。でもよ」
弥勒寺「こういう奴はな、そう言う所につけ込むんだよ。てめえみたいな、お人好しの隙間にな。そんで、そいつが自滅するまで──いい様に使い倒すンだ」
頭を抱えて、わざとらしく嘆いてみせる真鍳。
真鍳「ああ! ひっどいなああ。お言葉だよう、不良少年。わたしがそんな、ひどい人に見えるかな、傷ついちゃったよ乙女のハート?」

弥勒寺、醒めた目付きで真鍳を見る。
弥勒寺「人じゃねえだろ、嘘が人の皮を被って笑ってンのが、てめえだ」

くふふふふ、と笑う真鍳。
真鍳「やだ。かっこいい褒め言葉」
弥勒寺「下がってろ、颯太」

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