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7 july

7月5日

7月5日

   

155/伽藍の廃墟に入って来るアリステリア、ブリッツ。

ノイズが走るモニターらしき物を見つめるアルタイルは、二人の方に振り向きもせずに言う。
アルタイル「世界の柱を揺さぶるのであれば、一言声を掛けて頂きたかった。それならば暴れるに相応しい舞台をしつらえたものを。どうだね、愉しめたかな?」

アリステリアはアルタイルを見遣る。憮然とした顔で。
アリステリア「其方は私の君主ではない。裁可を頂く義理はないだろう」

鼻で笑うアルタイル。やがてつまらなさそうに呟く。
アルタイル「それもそうだな。貴公の自由にすれば宜しい」

ブリッツが会話に割り込んで来る。
ブリッツ「で、お姫様。新しいお仲間が増えたという事だが、彼は?」

アルタイル、あごを振って促す。

暗がりから歩み出る一人の男。凛々しい顔つきの若者、SF風の服装だ。
アルタイル「彼には先程、この世界の概要と我らの立場を説明した」

男は、警戒する様に三人を眺め回すと、口を開いた。
男「──彼女から聞いた。俺には、探さなきゃならない人がいる。そして救わなきゃいけない世界がある──あんた達と同じ様にな」
アルタイル「世界は未だ崩潰を根強く拒んでいる。恐らく現界はあと二名、いや、三名が限度だろう。それらが総て揃った時、我らの進撃は開始される」

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