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レクリエイターズ ネイキッド

7 july

7月12日

161.2/会議室に入ろうとする颯太。

その瞬間に怒号。竦む颯太。
八頭司「だからさあ……それじゃ繋ぎが悪いっつってんの。無理矢理辻褄あわせてるだけじゃねえかそれ」

ホワイトボードを叩いて吠える八頭司。
松原「無理矢理じゃねーだろ、じゃあ、この展開以外にどうやって擦り合わせすんだよ!」

難しい顔をして唸っている中乃鐘。
中乃鐘「導入はこれ以外……ちょっと、考えつかないかなあと……」

ホワイトボードに書かれた フローチャート。


(フローチャートの概要/弥勒寺、板額の力を封印され、それを取り戻す為セレジアの用意した魔法経路を使い『別の東京』にやって来る。しかしそれはすべて、対抗勢力を集める為にメテオラが用意したものだった)


改めて振り向く八頭司。大きく溜め息をつく。
八頭司「単純すぎんだよ、ったく……」
八頭司「……あのさあ、おたくんとこの作品、悪いけどガキ向けだからさあ、ロボットでも許されっけど。そんな世界観のクロスオーバーとか、正直出来るかって事ですよ」
松原「出来るかよ、ったって俺に言われてもね。俺もあんたの作品の世界観、よく解んないんで」
八頭司「何? つまんねって言いたいの?」
松原「それ言ってなんか始まります?」
八頭司「そんなら言わせてもらうけど、俺もあんたの描いてるもんが面白いと思った事、一度もねえよ」
松原「あーそうすか、俺も厨二全開の話とか嫌いなんで。奇遇で良かったじゃないすかね」

そのやり取りをハラハラしながら見つめる颯太、まりね。

まりねが泣きそうな顔で言う。
まりね「あのう~~~、喧嘩しないで~~~……」

横で黙って聞いてた駿河が立ち上がり、マジックの蓋を取る。
駿河「あの」
駿河「うちは、別段繋がりが悪いとは思えへんのですけど。これ、松原さんの作品の方が自由度高いんで、八頭司さんの世界観に影響するのは、当然やと思うんですね。でも──」

きゅきゅきゅ、とホワイトボードに何ごとかを書き付けていく。
駿河「ここの繋がりが悪いってことなら、素直な動機を追加したら、ええんちゃいますの。アクション部分のロボットは、確かに『アングラ』世界観としてはシチュエーションとして太過ぎやさかい、ここはアルタイルが割り込んで喧嘩売る形へ変更……それなら、弥勒寺は喜んでセレジアに協力するやろうし」
まりね「ああ、アルタイルに役割を押し付けちゃえば、スッキリしますね」

八頭司、憮然として座り込む。
駿河「これで、解消出来たんちゃいますの」

松原、そこで漸く颯太の姿に気付く。
松原「お、颯太君」
颯太「あの……頼まれてた資料、持ってきました……」
松原「悪いね。いやあ、もう全然抜けられなくてさあ」

袋を開く。
まりね「あ、あの、私の頼んだのも、あります?」
颯太「あ、すみません、あります」

ぬいぐるみと、筆記用の道具とかを取り出す颯太。
まりね「ありがとー。もしここで仮眠なら、これないと駄目なのう~」

ぬいぐるみをもふもふと抱きしめるまりね。ふと。
まりね「そういえば、メテオラさん達は?」
颯太「磁場変動が立て続けに二件あったとかで、みんな探しに出てるみたいです」

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