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レクリエイターズ ネイキッド

7 july

7月25日

7月25日

   

186/スタジアム。自衛官達や菊地原の見ている前でメテオラ、『万理の書』を片手に手で術式を切り、何事かを唱える。『万理の書』から機械が立ち上がり、瞬く間に目の前で組み上がって行く。その中央に魔法陣の様なものが立ち上がり、何かの波長を映し出すレーダーのようにホログラムが立ち上がる。浮かび上がるアラビア数字の文字。

菊地原を振り向くメテオラ。覗き込む菊地原。
菊地原「これで『承認力』の出力が、確認出来る訳ですか」

メテオラ、頷く。
メテオラ「作品を鑑賞し、その因果性を承認した視聴者に感応し、即時に可視化させる術式」
菊地原「私達が状況をモニタリングするには必要不可欠なものです。うまくいきましたね」

メテオラは目の前で青く輝いている魔術的なホログラムを眺めて『万理の書』を閉じる。
メテオラ「......元来私の『万里の書』にないものがこうして組み上がった所を見ると、彼らの改変は功を奏している。幸先がいい」
菊地原「それなら、彼らに直接礼を言ってあげて下さい。これはあなたのゲーム会社と、そして松原氏、まりねさんの努力の賜物です。この短時間で、『フォーゲルシュバリエ』にあなたの物語を組み込み、迅速に読者に届けた」


186.1/スタジアム作業場。ぐったりとして机にかがみ込む様にして寝ている松原。ゴミ箱に積まれたスタバのコーヒーカップ。椅子を並べてその上で毛布にくるまり、苦しそうな顔で寝ているまりね。
菊地原「少しは休ませてあげたいですが」
メテオラ「胸が痛むが、もう少しだけ闘いは続けて貰わざるを得ない」
菊地原「ええ」

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