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レクリエイターズ ネイキッド

8 august

8月4日

8月4日

   

205/メテオラ「菊地原」

天丼のどんぶりを置き、口の端に付いたご飯を一粒口に放り込むと、その説教を断ち切る様に静かに言うメテオラ。
メテオラ「ここにいる全員が苦難を超え、然るべき地点に到達した。今はそれを、喜ぶべき」

菊地原に変わってメテオラが立ち上がり、全員の顔を見回す。
メテオラ「ここまで走り詰めに走って来た貴方達に祝福を。迎撃の準備は総て整った。積み上げて来たものを正しく星辰の位置へと配置すれば、私達はアルタイルの一歩先を進める」
メテオラ「現段階で私の魔法は、十二分に空想顕現力を発揮出来る能力を手に入れた。これで『鳥籠』戦が始まった後も、シナリオへの介入が可能。私達はその為の隠し球まで用意した」
メテオラ「隠し球は終局の段階でタイミングを計り開示する。敵に気取られず、観客に唐突と思われぬギリギリのラインで」
メテオラ「その総てはあなた方の功績。ありがとう」

深々と頭を下げるメテオラ。照れを隠す様に、ぶっきらぼうに言う松原。
松原「運命共同体だろ、俺たちは」
高良田「そうです。おれたちは、これを何とかする為に集められたんですから」

真剣な顔をして言う高良田。その顔を皆が見る。
高良田「──でもまだ終わった訳じゃない。むしろここからが勝負だ。アリステリアだって、それを待ってる」

真剣な面持ちの高良田に飲まれる雰囲気。メテオラが後を次ぐ。
メテオラ「今、彼女がここにいないのは残念。でも、彼女の存在はトロイアの木馬。高良田氏の言う通りに画策しているのであれば、後は彼女次第──彼女に叛旗の意志があり、『承認力』が力を与えれば、その印はきっと見える形で現れる」
高良田「そう。その為の準備もした」
駿河「せや。アリステリアだけやない、それぞれがね。ここにおるみんなが」
まりね「そうですよ」
ひかゆ「うう、いまいち、自信がないんですけど」

そう言ってしゅんとする。

鹿屋と一緒になって焼きそばみたいなものをかき込んでいた大西、その言葉にくるりと向いて。
大西「ザ・モーマンタイ。オールオッケー」
セレジア「何その自信」

大西、カッコ良くサムズアップを決めると。
大西「だって、俺が書いたひかゆだぜ? うまくいかない訳、ないっすわ」
中乃鐘「あらゆる意味ですげえな、お前」
松原「ああいう自信が欲しいよ俺も。なあ、颯太君?」

呆れた様に言う松原に颯太が笑って返す。
颯太「でも、そう思い切れるって、かっこいいです」

メテオラにカメラが戻る。
メテオラ「......私達は導きによりここに集った。それはやはり、運命。この神代(しんだい)の世界を凌駕する、無窮の深淵がもたらした運命。しかし」
メテオラ「偶然ではない。私達はこの為にこそ集められた。そう、私は信じる」
手を差し出すメテオラ。
メテオラ「この世界では、こうするのでしょう」

気付いて松原が手を重ねる。皆が集まって環になり、手を重ねる。
セレジア「世界を」

鹿屋が手を乗せる。ひかゆがおずっと手を乗せる。鹿屋の後ろからやれやれといった調子の八頭司も手を乗せる。

中乃鐘、八頭司、高良田、大西、まりねが手を重ねる。菊地原も手を乗せる。
メテオラ「世界を、救おう」

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