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レクリエイターズ ネイキッド

8 august

8月8日

8月8日

   

209/電光掲示板のカウントが変わる。それはCIC(中央作戦室)のデジタル時計だ。遂にフェス開幕の日がやって来た。大行列の観客達。誘導する係員の声。
係員A「B席指定のお客様は、こちらの列から御入場くださーい!!」

入り口の軽食バンも大賑わい。ネットでもこの日を喜ぶ声、そして実況がツイッターやニコニコ動画で流れる。入場列脇の液晶パネル搭載トラックで、フェスのPVがけたたましく流れる。


210/CIC室。NASAのモニタリングルームの様な広さ。そこには数多くのモニター、後方の何段か高くなっている場所にはメテオラが魔術を行使する為の空間、その後ろに仕切られた場所には作家陣が座って状況を見ている。モニタリング出来る所に、創作者側の人間(松原、八頭司、中乃鐘、駿河、まりね、高良田)他、主要のスタッフ達が詰めている。
士官A「入場開始しました」
士官B「現在の所、混乱なし」
菊地原「21時の入れ替え時刻まで、これが続いてくれる事を祈ります。キャストのスタンバイは」
士官C「17時のトークショーに出演する声優三名、渋滞に巻き込まれていると」
菊地原「ヘリは回せますか」
真垣一等陸佐が頷く。「立川から回します。しかし──......」
真垣一等陸佐「まさか自分の隊務人生で、イベントの仕切りをやる事になるなんて。全く夢にも思いませんでした」
菊地原「不服ですか?」
真垣一等陸佐「あのステージで踊れと言われたら、以て負託に答えてみせるのが自分達の職務です」
菊地原「流石です。そんな事態にならない様、確実に進行させましょう」
真垣一等陸佐「勿論です」

モニターを見遣る菊地原。創作者達。そしてメテオラ。
まりね「そういや、颯太君は?」
中乃鐘「ああ、オープニングは観覧席の方で見たいって」
松原「なんだ、ミーハーだなあ」
中乃鐘「世紀の大イベントですから。僕だってモニター越しじゃなくて、生で見たいですよ」
話をしている松原達の後ろ、駿河が人知れず立ち上がって、CICを出て行く。
廊下に出た駿河。誰に聞かせるともなく一人言を呟く。
駿河「ちゃんと来(き)いや、待っとんねんから」

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