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9 september

9月12日

9月12日

   

351/セツナはアルタイルに向けて続ける。
セツナ「あの......聞いて欲しいの、アルタイル」
セツナ「もう一度、なぜかあなたに会えるってことだけは、私にも解った。でも会って──何から話したら良いのか、あの、 全然わかんなくて......でも、言わなきゃいけないなって、それが凄くドキドキして、怖くて、緊張して......うまく話せないかもし れないけれど」
セツナ「私は、──あなたに酷い事をしてしまったんだと思う。それを謝るために、もう一度ここへ来たんだと、そう、思っ てるのです」

アルタイルがその言葉にはっとして、憔悴した顔をセツナに向ける。
セツナ「私はあなたを描き上げた時......いい所も、悪い所も、全部の願いを籠めて描いたつもりでした。でもその願いの中に ......、世界を憎いという思いがなかったのかと、すべてが恐ろしくて敵に見えなかったのかと言うなら、それは......私は私に、嘘 をついてます」

苦しげに胸に手を当てるセツナ。
セツナ「認められなかったんだと思います。認めたくなかったのかも知れません。本当は、私はその時、願いよりも呪いの色 に彩られていたのだと思います。そのせいで──」
セツナ「私はあなたに、私自身の呪いを、深く刻んでしまいました」

目を合わせないセツナ。目は足下に落ちてしまっている。
セツナ「あなたに私が負わせてしまった、そんな呪い。あなたは、世界ではなく私に怒るべきなんです。あなたを描こうとし た最初、私は確かにあなたを祝福していたのに。私のせいで、あなたは私の復讐なんかの為に、その身を費やしてしまった」


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