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レクリエイターズ ネイキッド

かつて「月刊サンデーGX」誌上にて『ブラック・ラグーン』の連載と共に不定期掲載されたコラム『ヘタレの地平線』が期間限定で復活!
ヘタレ番長こと広江礼威氏と、広江氏の数多の愚痴を受け止める担当編集、そして今回から新メンバーが参戦して、3人によるgdgdな雑談の中で、『レクリエイターズ ネイキッド』やアニメの魅力や裏話を言ったり言わなかったりします。

CAUTION!

この対談の一部は、TVアニメ『レクリエイターズ』のネタバレを含む可能性があります。最新話を未見の方はご注意ください。

  • 広江礼威

    漫画家、時々イラストレーター。『ブラック・ラグーン』は「月刊サンデーGX」にて好評連載中。オリジナルアニメ『レクリエイターズ』では、原作テキストとキャラクター原案を初めて担当している。

  • GX担当編集者

    『ブラック・ラグーン』の担当編集者。『ABLE』、『ワイルダネス』、『ヨルムンガンド』など、弾数多めな漫画を主に担当。ヘタレ番長こと広江礼威氏とは、十数年のお付き合い。

  • TAC☆

    「月刊サンデーGX」でコラム『ホビー横丁+1』を連載する、玩具・フィギュアならなんでもこいの雑食系ホビーライター。コラムのアイキャッチ的イラストは、ひろえ☆れい氏が担当している。

第5回

T☆ ますます登場人物が増えて、情報の整理がタイヘンになっている『レクリエイターズ』。第4話のラストでは、新たにアニメ作品『無限神機モノマギア』から主人公の鹿屋くんと、そのアニメのシナリオライターの中乃鐘さんがまとめて登場しましたね。

広江 第4話の最後に登場した中乃鐘の「良かった! もーどうしようかと思って!」っていうセリフ、声を担当する杉崎亮さんの演技にアフレコスタジオではみんな爆笑してましたね。中乃鐘は、ああ見えて創造主側ではすごく常識人だから、それはそれは困って松原さんに電話してきてるっていう感じなんですよ。そんな困り果てた感じが演技にちゃんと出てて最高でした。

GX しかもよりによって、鹿屋は巨大ロボットのギガスマキナと一緒に出てきちゃいましたからね。

広江 ギガスマキナ、デカいんだよねー。設定画の対比表によると、20階建てのマンションと同じぐらい(笑)。原作の想定ではフォーゲルシュバリエと同じような大きさだったんだけど、あおき監督から違いをはっきりさせた方がいいと言われてフォーゲルシュバリエが17メートル、ギガスマキナが55メートルっていう極端なサイズになりました。

T☆ ギガスマキナは、いわゆるスーパーロボット系のど真ん中ですよね。ロボット自体が、これまでの広江礼威作品になかったものに初挑戦って感じでしょうか?

広江 いやー。ロボットはもう完全に、アニメになったら他の人が描いてくれるだろうって前提で出しましたね。監督はロボットアニメが大好きらしく、シナリオ作りの最中、ロボットの描写に関してはずいぶんダメ出しされたもんですよ。

GX 会議でフォーゲルシュバリエのデザインのイメージを聞かれたときも「僕はロボットアニメのことがよくわからないので...」とか答えてましたね。自分で出したのに...。それでデザインが上がったときも、決断できないもんだから監督に「これのフィギュア欲しいですか?」って聞いてんの。監督が「欲しいです」って答えてくれてね。そしたら「監督がそれならオッケーです」だって!

T☆ 決断力のなさ半端ないっすね...。

広江 だって本当にロボットアニメのことよくわからないんだもん。そこで知ってる振りして嘘ついてもしようがないでしょ! もちろん個人的には、Ⅰ-Ⅳさんのデザインしたロボットは超カッコいいと思いましたが、最終判断は好きな人にお任せするのが一番ってことです。餅は餅屋ですよ。

T☆ ギガスマキナのパイロット、鹿屋については?

広江 正統な少年ヒーローキャラとして書いてますね。やっぱり『エヴァンゲリオン』のシンジくんは念頭にあったかな。もちろんそのままじゃなんなので、いろんなロボットアニメの主人公的なイメージを総合してます。元のアニメの世界ではもっと真面目で暗い感じに見える子なんだけど、こっちに現界したことによって劇中に描写されていなかった性格が表に出てくるんです。たぶん元のアニメ内では「まだデートしてないのに!」なんて言ってないんじゃないかな(笑)。

GX おかげで鹿屋くんとのシーンでは、セレジアさんがお色気担当に加えてコメディリリーフになってるのが面白いです。

広江 僕も原作の書き始めは、セレジアがあんなキャラになるとは思ってなかった。『レクリエイターズ』の劇中同様に、物語を書き進めていくうちにキャラが立体的になったってことじゃないですかね。

T☆ 後半はさらに、予想外の新展開に突入ですね。ギガスマキナは雑木林に隠してあるってことになってるけど、全高55メートルは無理無理。そりゃ自衛隊もすっ飛んでくるわ(笑)。

GX 自衛隊といえば現実世界側の重要人物、菊地原さんの登場です。

T☆ お役人キャラにありがちな分からず屋じゃなくて、最初から協力的なのがカッコいいですね。

広江 それは僕が物語を書くうえで、その立場でやるべきじゃないことをやるバカがいるとイライラするタチなので、ああなったわけです(笑)。最近の映画では『オデッセイ』が、そういう人物が出てこない前向きな話で良かったですよねー。菊地原さんとメテオラがすぐに通じ合えているのも、2人とも頭が良くて問題に直面した時にちゃんと対処しようとするっていう共通点があるからでしょう。

T☆ さて、ラストで颯太くんが重大なことに気づく重要なシーンがありますが、それについては次回に。

<つづく>

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