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緊急インタビュー 西條命役 斎藤 工

「ひとつの自分に決めつけない男はかっこいい」

ドラマ、映画、CMに次々に登場し、存在感を残していく旬の俳優・斎藤工は、とびきりカッコいい男にも見えるし、底抜けおもしろい男にも見えるし、超絶さわやかな男にも見える!
本性はいったいどんな人なんだ?ーー「ナニをカッコいいと思っているか」を訊ねたら、その人の素顔がわかるはず!!!「サンデーうぇぶり」独占のインタビューロングバージョン掲載!!

ーー斎藤さんが考える「カッコよさ」を教えてください。

 カッコよさか。なんでしょうね。「こんな自分でいたい」と、ひとつに固定しないことじゃないでしょうか。自分もそうだと思っているんですが、人って歳を重ねるごとに目線とか考え方とか色々なものの幅がどんどん狭くなっていくと思うんです。振り幅を大きくとっておかないと魅力が狭くなってしまうんじゃないかなと思います。

ーーそうすると、「アイツはいったいどんなヤツだ?」って周りから言われませんかね。

 自分がひとつのキャラだと飽きないですか?
 僕、すぐに自分に飽きちゃうんです(笑)。
「俺はこんな感じ、俺らしさはコレ、俺はこんなヤツ」となるよりも、違う自分がたくさんあるほうがいいです。たくさんあっても、どれも自分だし。

ーーってことは、様々な違う面を見せる俳優というお仕事はぴったりですね。テレビでは真面目な二枚目から面白いキャラクターまで、同じ人かと思うくらい見え方が幅広いですもんね(笑)。

 ええ、いろいろとやらせていただいています。
根っこのところでは僕は、人見知りで、恐がりで、地獄耳なんですけど。

ーーえええーーっ、意外ですね!!

 どう思われているのかが気になるんですけれど、それでもいろんな自分でいたい、と思いながらやっているんです。

ーー斎藤工さんは、高校生のときに海外ひとり旅を数多くされたそうですね。若い頃に旅をすると、男はかっこよくなりやすいと思いますか。

 (しばし考える)ぼくは、小説家の沢木耕太郎さんの『深夜特急』という本を読みふけって、旅に出たくなったんです。それは沢木さんが、日本を出て、マカオから大陸を西へ向かって、いろんな国や文化を通ってバスでポルトガルに行く旅行記なんです。

ーー文庫本で全6冊です。

 旅かー。(思い出している)でも、お勧めできるかな。あ、僕が行ったのは危ないところばかりだから。女子にはまずお勧めできない(笑)。でも、ヨーロッパを旅するのはいいと思います。すごく記憶に残っているのは、物を大事にして、おじいちゃんからお父さんを経て孫の代へ、と同じ物を長く使う文化があることですね。これには感動しました。旅は、違う文化があることを教えてくれます。そういうことに触れるのは、いいと思います。いろんな人がいて、いろんなやり方があるわけですから。

ーーやっぱり、旅の出会いは男を磨く力が強い気がしますね。

 最近、映画監督として、俳優として、海外の映画祭に参加させて頂ける機会が増えてきたんです。自分が監督した作品を上映して頂いたり、自分が出た映画の宣伝をしたり。そんなとき、海外の人たち、それも映画を大好きな人同士で出会いをしていると、時間が経つのを忘れるほど楽しいんです。
「どんな映画、好きなの?」「あの監督の新作見た?」「あなたが出ていたあの映画観たよ!」「人生ベスト3映画はなに?」とか。
 そうするとですね、日本でどんなことを言われているかとか、どんな失敗しちゃったとか、どんな評判だとか、もうど~~~~でもよくなります(笑)。
ふっとんじゃう。元気になって日本に帰ってくる(笑)。

ーー(笑)

 それとは別にぼくは「移動映画館」というプログラムを運営していて。
映画館のない町や村にいって、映画を上映するイベントをするんです。簡易上映みたいな形です。
みんなが映画を好きになってくれたらいいのにと思って何かできないかなと考えて頼まれもしないのに始めました。きのうも熊本に行っていたんですけど、見に来てくれていた子供たちがうれしそうにしてくれて。
 ああいう瞬間は「いまの俺って、西條命に近いかも」って思う(笑)。

ーーいいことしてる人!(笑)

 期間限定の西條命(笑)。

ーーそういうのは、まさに先ほどお話になられていた、「いろんな自分を持つ」ということにつながってますね。

 そうなんです。

ーー斎藤工のかっこよさの秘密が少しだけわかってきたところで(笑)。
では、今回のドラマで演じられた主人公・西條命(さいじょう・みこと)。
彼の一番かっこいいと思った点を教えてください。

 (間髪を入れず)選択の連続なのに「迷いがない」。状況によって優先順位が変わらないのが命らしさです。「精神的美魔女」っていったらいいのかな、いつだってずっと言っていることが変わらない人がいるじゃないですか。
周りの人たちとピッチ(=音程)が違う。本能的な時の刻み方をしている生物みたいな人(笑)。

ーーおおお!

 彼がお医者さんをやってきた時間のなかで、世の中や病院の理念は時代とともに変わっていると思うんです。そういう周りの大きな変化や揺れがあっても、彼自体が言っていること、やっていることは前から何一つ変わっていない。
 これが、僕だったら、もっと、いつも、決断力がやんわりしている(笑)。
頭で考えて、偉い人の前だと、白いものでも黒いと言えます。気に入られたくて(笑)。命は違う。自分を”遠回しに設定”しているんです。助けるために”生かされた命だ”という使命感が強いから、そうなったんでしょうね(遠い目)。

これは裏話なんですが、うちの父が昔、泉谷しげるさんと仕事でご一緒していたことがあったんです。で、このドラマのなかでは、ぼくが泉谷しげるさん演じる医師の神道 護に命を救われている。その関係のなかで神道医師のことを「父親だな」と命は心の奥で思っているんだけれど、ああ、ぼくの現実の人生とどこかリンクしているなあって(笑)。不思議なことが起きているなあと思いました。
そんなこともあって、ほかのドラマとは違う根っこを感じるんです。

ーーそれはかなりドラマチックな偶然のエピソードです。

 ええ。このドラマは僕にとって大切です。
最初に連続ドラマがあってから、時間が経って、スペシャル版があって、今回が二度目のスペシャルドラマです。最初のドラマを観てくれた方のなかに、「医療の道を目指しました」「小児科医になろうと思います」という声を番組の掲示板に書き込んで下さった方がいたんですね。
 これはとてもびっくりしました。ぼくが演じたことと、あの人の人生の選択がつながっていることを感じたからです。ぼくら俳優の仕事は「きっかけを与える」ことになればいいなと思いました。

ーー「きっかけ」……とは?

 みなさんが、TVドラマを観ることは娯楽ですよね。感情移入したり、知らない土地や世界を見たり、職業を知ったりするなかで、『最上の命医』があったということに過ぎないんです。
 だけど、そのひとつのドラマを観たことと、観なかったことで、人生が変わる人がいる。『最上の命医』に関わらせていただいたことで、「これは、予想のできない未来が待っているということを体現している! 証明しているんだ」と思ったんです。図らずも、作品のテーマである「無限の樹形図」が息づいていることを感じて、感動しました。
 ですから、どの作品よりも責任感を持って、演じているのが「西條命」という役なんです。

ーー最後に、「かっこいい」で思い出したんですけど、斎藤さんが医者役をすると、まず白衣姿の見え方がかっこいいんです。お似合いですよね。自分でも「俺、似合うなぁ」と思ったりしてますか(笑)。

 んーー、どうだろう(笑)。映画やドラマでは撮影前に「衣裳合わせ」と言って、衣裳や髪型などを決める打合せがあるのですが、最近、衣装合わせをするときに、「ブリーフ一枚」や「はだか」という役のときがあるんです。
白衣があると「今回は服が着られる」と思って……うれしいですね。

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