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レクリエイターズ ネイキッド

6 june

 

6月7日

129/そこに立つアリステリア。目は怒りに充血し、荒い息を吐いている。
アリステリア「貴様」
アリステリア「まみかに何をした」
真鍳「んん、何かした様に見えるかな? わたしは介抱してただけだと、思うんだけどもな?」

横薙ぎするアリステリア。まみかの倒れていた路地が瓦礫になって吹き飛ぶ。

慌てて避ける真鍳、しかしどこかに余裕の態度がほの見える。
真鍳「抵抗しないものを殺すのは、騎士道じゃないんじゃない、かな?」
アリステリア「お前は以前に、『趣味でも正義でも、ひとごろしはひとごろし』と宣ったな」

坐っている目。
アリステリア「その通りだ。私は私の友人の為だけに、貴様を殺す」

目を細める真鍳。「あちゃあ、まずいかな? マガネちゃん大ピンチ?」

嘘の準備に入るべく、頭を回転させている。瞳が考える様に、せわしなく動く。

じゃり、と一歩踏み出すアリステリアに、まみかのか細い声が聞こえて来る。
まみか「アリス……ちゃん……そのひとは……ちがう……


アリステリアがその声に気付き、ハッとして振り向く。
アリステリア「まみか!!


慌てて抱き起こすアリステリア。
アリステリア「まみか、しっかりしろ、まみかッ!」

虫の息の下で、アリステリアの手を握るまみか。微笑む。
まみか「アリスちゃん……だ……よかった」
アリステリア「私だ、そなたの親友アリステリアだ! まだ死んではならぬ! 死ぬな!」
まみか「……もう、だめみたい……マガネさん……アリスちゃんに……伝えて……」
アリステリアの頬を涙が伝い、まみかの顔へぽたぽたと降り注ぐ。

まみか、息が荒くなる。僅かな呼吸で、喘ぐ。
まみか「アリスちゃん……お願い、あの子を、救って……──助けてあげて……お願い」

目から一筋の涙がこぼれ落ちる。
アリステリア「誰の事だ! まみか!」
まみか「あの、こを」

そのまま息を一つ吐くと、まみかの身体から力が抜ける。
アリステリア「……まみか」

声も出さずに、ただ黙ってまみかの身体を強く抱きしめるアリステリア。

後ろで冷ややかに見つめている無表情な真鍳。

そのまま、まみかの身体はブレて、バグが起きた様にノイズが走り、分解されて消えて行く。
それを黙って見下ろすアリステリア。やがてふらりと幽鬼の様に立ち上がる。

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