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レクリエイターズ ネイキッド

6 june

6月23日

143/空を振り仰ぐメテオラ達三人。

一陣の閃光、破壊される駐車場。爆風から思わず顔を逸らす颯太、メテオラ、弥勒寺。
アリステリア「探したぞ、メテオラアッ!!!!!」

黒煙の沸き立つクレーターの中から天馬と共に立ち上がる姿。アリステリアだ。

アリステリアは憤怒にまみれた表情でメテオラを睨んでいる。
颯太「メテオラさん、逃げて! 彼女は──」
弥勒寺「伏せろ!!


弥勒寺に庇われる颯太、途中で台詞が途切れる。

ふん、と鼻で笑うと、手で胸を大袈裟に撫で下ろす仕草をする真鍳。
真鍳「ひゅうううう。良かった、一応保険打っておいて。ありがとね、ぼんくらナイトちゃん。お待ちかねの殺し合い、心ゆくまで楽しんでよねえ? 私からのプレゼントだから。んじゃね?」

怒号を上げてメテオラに攻撃を仕掛けるアリステリア、槍がまっすぐにメテオラを貫こうとする。それを結界で避けようとするが、その槍は結界をメリメリと裂いていく。ハッとするメテオラ。

飛びずさるメテオラ、槍が光となってレーザーの様にスーパーの建物を横に一刀両断して行く。崩れ落ちる二階のフロア、屋上の看板が軋みを立てて崩れて行く。
メテオラ「駄目……私だけでは……弥勒寺!!


弥勒寺、頷くと。
弥勒寺「颯太、てめえはこっから離れろ、したら役人のねーちゃんに電話して、あるだけ加勢を連れて来いって言え!」

颯太を突き飛ばす様にして走らせる弥勒寺。

メテオラ、『万理の書』を取り出すと素早く手で文字をなぞる。
メテオラ「アルス・マグナスの理に従い、万物を統べるトポスから構成を練り上げるべし、精霊は鋼を精錬し望むべき形を成せ」

『万理の書』から浮き上がる文字、それが機械の部品になり、瞬く間に対戦車ライフルや機関銃、グレネードランチャーに組み上がって行く。
アリステリア「うおおおおおおおッ!!


怒号を上げながら再び突きを入れようとするアリステリア。瞬間、組み上がった武器達がサテライトの様にアリステリアを取り囲み、銃砲撃を開始する。
アリステリア「効くかァッ!!


その重砲撃を槍を薙いで一掃すると、反対の腕を翳し、天に向かって叫ぶ。
アリステリア「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン!! 我が篭手の召還に応じ──暁の騎兵(カバレリ・デア・デマルン)達、顕現せよ!」

空から円状に取り囲んだ天馬に載る甲冑の騎士達が光臨。持っている槍を翳すとその突端からレーザーの様に閃光が迸り、衛星兵器の様に地上を薙ぎ払う。瞬く間に無力化される兵器群。執拗に追って来るレーザーを避けて走るメテオラ。

走る颯太の後ろで爆発、爆風。逃げながら電話をかける颯太。

逼迫した声で菊地原が出る。
菊地原「水篠君!?  メテオラさんは!?


颯太「菊地原さん、メテオラさんと弥勒寺さんは今、アリステリアと築城院真鍳、二人と戦ってます!!


アリステリアの攻撃を食らいかけ、空を飛ぶメテオラ。
菊地原「すぐに対処します! あなたは無事ですか!?


颯太「それよりセレジアさんは!」
菊地原「セレジアと、鹿屋君が現場に急行しています、もう少し堪えて下さい!!


颯太「お願いします、早く!」電話を切る。

振り返り、激闘の様子を見やる颯太。ずん、と腹に響く轟音がなり、また閃光が走る。

颯太の手が震えている。こぶしを握る手。動機が激しくなる。顔を手で覆って。
颯太「僕は……なんにも出来ないぞ、良く考えろよ颯太……良く考えろ、戻ってもどうにも出来ない、足手まといになるだけだ……だから……!!


振り向いて今来た方向へと走り出す颯太。

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