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レクリエイターズ ネイキッド

6 june

6月26日

146/メテオラ「下がって」

メテオラが颯太の前に進み出る。
颯太「でも、メテオラさん!」

メテオラは、やんわりと颯太の身体を離す。
メテオラ「彼女と私は、得心の行くまで話をする必要がある」

再び険しい表情になり、メテオラを睨みつけるアリステリア。
アリステリア「良い心掛けだ魔導師。己が所行を悔いる気になったか」

アリステリアと対峙したメテオラ。静かにメテオラは語りかける。
メテオラ「……アリステリア殿、率直に申し上げる。どのような事があっても、私はまみか殿に手を掛けたりしていない」

アリステリア、ズシンと足を踏み鳴らしてメテオラに肉薄する。
アリステリア「この期に及んで、まだ詭弁を弄するか」

たじろぎながらも、今まさに対峙しようとしている二人に叫びかける颯太。
颯太「詭弁じゃない! 本当なんです! 彼女は──」
アリステリア「黙れッ!!


憔悴して怯えた様なアリステリアの表情。何かに迷った子供の様な、追いつめられた表情だ。
アリステリア「私には……もはや何をすべきかが解らぬ……私は護るべき、何もかもを喪った」
アリステリア「事実であるかどうか、私に判断する術はない。しかし、友の敵を誅する事、それは今の私が持ち得る、唯一の使命だ!」

絶叫と共に振りかぶる槍が、フルスイングでメテオラを薙ぐ。

メテオラは颯太を突き飛ばすと、そのまま振り返って仁王立ちに。目は真っすぐにアリステリアを見つめて、攻撃を避ける素振りもない。槍がヒットする瞬間、覚悟を決めた様に固く目を瞑る。真っすぐ棒立ちになって、そのフルスイングを受けるメテオラ。

身体の激痛に耐えながら起き上る弥勒寺、その光景を目の当たりにする。
弥勒寺「くそッ!」
颯太「メテオラさん!!


横薙ぎに痛烈にはじけ飛び、バウンドしてアスファルトの上を転がるメテオラ。トラックに追突された様な飛び方だ。土煙が轟々と立つ。
弥勒寺、肩で息をしながら木刀を杖に立ち上がる。「めっちん!」

土煙。弾いたポーズのまま、屹立して、呆然としているアリステリア。やがて一人事の様に呟く。
アリステリア「何故だ」

倒れたままのメテオラ、呆然と立っているアリステリアを眺めやる颯太、弥勒寺。

踏み出そうとするアリステリアに掛けられる声。地面に降りる影、ブリッツだ。

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