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レクリエイターズ ネイキッド

かつて「月刊サンデーGX」誌上にて『ブラック・ラグーン』の連載と共に不定期掲載されたコラム『ヘタレの地平線』が期間限定で復活!
ヘタレ番長こと広江礼威氏と、広江氏の数多の愚痴を受け止める担当編集、そして今回から新メンバーが参戦して、3人によるgdgdな雑談の中で、『レクリエイターズ ネイキッド』やアニメの魅力や裏話を言ったり言わなかったりします。

CAUTION!

この対談の一部は、TVアニメ『レクリエイターズ』のネタバレを含む可能性があります。最新話を未見の方はご注意ください。

  • 広江礼威

    漫画家、時々イラストレーター。『ブラック・ラグーン』は「月刊サンデーGX」にて好評連載中。オリジナルアニメ『レクリエイターズ』では、原作テキストとキャラクター原案を初めて担当している。

  • GX担当編集者

    『ブラック・ラグーン』の担当編集者。『ABLE』、『ワイルダネス』、『ヨルムンガンド』など、弾数多めな漫画を主に担当。ヘタレ番長こと広江礼威氏とは、十数年のお付き合い。

  • TAC☆

    「月刊サンデーGX」でコラム『ホビー横丁+1』を連載する、玩具・フィギュアならなんでもこいの雑食系ホビーライター。コラムのアイキャッチ的イラストは、ひろえ☆れい氏が担当している。

第17回

T☆ 温泉特番を挟んで、いよいよ戦いが始まりました! なんと、全高55メートルのギガスマキナに騎馬のアリステリアという、大変なサイズ差のバトルも展開されちゃいます。

GX さすがロボットアニメを知らない広江センセーならではの無茶なアイデアですかね?

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広江 いやいや。あの組み合わせはちゃんとイメージがあって、はっきり言っちゃうとOVA版『ジャイアントロボ』(※)がやりたかったんですよ(笑)。生身でデカい相手と戦うのはロマンです。

T☆ 生身同士では弥勒寺が、作中でずっと彼を追ってきた主人公・翔と対決! そういや、『閉鎖区 underground-dark night-』が長くて文中で打つたびに面倒くさいなーと思ってたんだけど、『わんもあ!』の中で使われた「閉アン」っていう略称がとてもいいので、これで統一していきたいと思います。「エリミネーション・チャンバー・フェスティバル」も長いので、こっちも誰かいい略称を考えてくれませんかねー。

広江 あれっ!? なんかディスられてる!?

T☆ (無視して)翔のアストラダブル「バイヤール」の能力もカッコいいじゃないですかー。

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広江 あれはプロット作成協力で脚本でも参加している高崎とおるさんが、詳しいことを考えてくれたんだよー。

GX 翔と弥勒寺のやりとりからの、まりねさんに腐女子目線で「萌え展開じゃないですか!」って言われて八頭司が困るっていうシーンが好きですね。

広江 そりゃ八頭司はそういうつもりでは描いてないですから(笑)。

GX 現実の作品でも、そっち向けを意識してないからこそ女の子に受けたりするんですよねえ。

T☆ そんな熱い戦いに観客の『承認力』が高まり、ついにフェスの鍵である『鳥籠』も完成! というところでこの戦いのルールを再確認しておきたいんですが、これまでは現実世界と作品世界の衝突により世界の軛を揺るがせすべてを消し去ろうとするアルタイルに対して、颯太サイドの被造物たちは彼らが力をふるうことによる軋みの拡大を防がなきゃいけなかったわけですよね。

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広江 そう。アルタイル側の被造物が活動していたらそれを止めなきゃいけないけど、自分たちも能力を使うほど世界に負荷をかけてしまうという矛盾があった。政府が隠匿してきたのも、被造物の戦いが承認されると負荷が大きくなってしまうからなんですよ。

GX そこで考案されたのが『鳥籠』に隔離するという作戦なんですね。

広江 『鳥籠』が完成した瞬間に、銀座一帯は現実世界に影響を与えない別の物語世界とすり替わっています。空間自体を現界させたみたいなもんですね。この中で被造物たちの最大限の力をもってアルタイルを倒すとともに、その様子を観客たちに『承認』させればアルタイルは消えるというのがフェスの目的ですが......。

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T☆ アルタイルもそう簡単には......! 物理的な攻撃で倒せた!と思っても再生できるっていうのは、原作のネイキッドではまみかのマジカルスプラッシュフレアーを受けた際にも同様の描写がありましたね。

広江 彼女は彼女で、メテオラの目的を把握したうえで『承認力』を逆手にとるために、あえて飛び込んできてますから。なにをされても食い破れる自信があるんです。

T☆ 一方、戦いの裏ではブリッツが『code・babylon』の原作者・駿河さんの元へ......。なんと、クールな駿河さんの熱い見せ場ですね。

広江 まりねさんは駿河さんの絵にショックを受けて颯太くんに弱音を吐いていましたが、ちゃんと駿河さんもまりねさんを意識していたんですねえ。

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GX それは百合ですか? 百合展開ですか? 百合萌えですか?

T☆ おっさんが必死に流行に乗っかろうとしているみたいで痛々しい...。で、まりねさんは「もっと上手くならなきゃ」と自分の内に向かってたんですけど、駿河さんは「まりねさんに使えない奴と思われたくない」って言ってるのがキャラ造形として興味深かったです。読者に受けるならどんな話でも描くっていうのと共通していて、超然としているようにみえて意外と創作の原動力を周囲からの評価に置いている人なんですね。

GX そんな駿河さんの独白は、作家・広江礼威センセーの心の叫びだったりするんですか。

広江 いやあんな創作姿勢はあまりに辛い! 僕の理想は、大西ですね(笑)。

T☆ ギャフン! そしてブリッツに対する駿河さんの秘策がどう転がるかは、次回へ......!

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(※)横山光輝氏原作の特撮番組を大胆にアレンジしたOVA『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』(1992~1998年)。ジャイアントロボをはじめとする巨大メカと生身の超能力者が入り乱れて戦う。

<つづく>

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