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レクリエイターズ ネイキッド

かつて「月刊サンデーGX」誌上にて『ブラック・ラグーン』の連載と共に不定期掲載されたコラム『ヘタレの地平線』が期間限定で復活!
ヘタレ番長こと広江礼威氏と、広江氏の数多の愚痴を受け止める担当編集、そして今回から新メンバーが参戦して、3人によるgdgdな雑談の中で、『レクリエイターズ ネイキッド』やアニメの魅力や裏話を言ったり言わなかったりします。

CAUTION!

この対談の一部は、TVアニメ『レクリエイターズ』のネタバレを含む可能性があります。最新話を未見の方はご注意ください。

  • 広江礼威

    漫画家、時々イラストレーター。『ブラック・ラグーン』は「月刊サンデーGX」にて好評連載中。オリジナルアニメ『レクリエイターズ』では、原作テキストとキャラクター原案を初めて担当している。

  • GX担当編集者

    『ブラック・ラグーン』の担当編集者。『ABLE』、『ワイルダネス』、『ヨルムンガンド』など、弾数多めな漫画を主に担当。ヘタレ番長こと広江礼威氏とは、十数年のお付き合い。

  • TAC☆

    「月刊サンデーGX」でコラム『ホビー横丁+1』を連載する、玩具・フィギュアならなんでもこいの雑食系ホビーライター。コラムのアイキャッチ的イラストは、ひろえ☆れい氏が担当している。

第21回

広江 『レクリエイターズ』は、セツナを前にデレたアルタイルを書きたくて書きたくてここまで来ました! 第21話はそこだけ見てー! おしまい!

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GX 御意! よぉし、みんな帰った帰った!

T☆ 担当さん、センセーに同調しちゃダメでしょ? 語りたいことは作品の中にあるので見てくださいっていう作者としての言い分もわかるんですけどね(笑)。「ヘタレの地平線」では、そこをあえて言葉にしてもらわないといけないですから。

GX ちぇっ。早く収録終わらせてビールが飲みたくてさー。

広江 さっきから飲みながらやってるじゃん!

GX (テヘペロ)

T☆ コホン。さて、そのセツナさんは、フェスに向けたクロスオーバー作品の中で、キャラクターとして颯太くんの手で「創作」されてきたものなんですよね。

広江 でもその作品中でも、アルタイルにまつわる回想シーンや説明の中で、本筋に関わらない形でしか描写できなかったはずなんですよ。アルタイルを描いた普通の女の子という枠を超えた設定を加えてしまったら、シマザキセツナではなくなってしまう。

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T☆ そこがメテオラも懸念していた、「存在そのものが矛盾をはらんでいる」ということですね。

GX それを承認力を無視して現界させたのが、我らが真鍳ちゃんの力だったと。

T☆ 第18話での颯太くんとの会話ですね。ここで改めて、真鍳ちゃんが「言葉無限欺」で開錠したシマザキセツナ現界の条件をネタ明かししてみましょう。

広江 スタジアムでの会話で真鍳が開錠したのは、キャラクターの現界に必要な「承認力」と「情報の重層さ」の2つの鍵ですね。ようするに、いまの颯太の技量ではそのどちらも届いていなかったわけです。

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T☆ しかもその嘘を颯太くんに否定させるのは、イコール技量不足を自分で認めさせることで、現界を可能にするという......。

GX さすが真鍳ちゃん、正直ですねえ。

広江 いきなり颯太くんが光り輝いて、すごい承認力を得られる作品を書いたりはできないわけですから! ネイキッドでは真鍳はもっとキツい言葉で、過程じゃなくて結果だよってことを直接的に言ってます(笑)。

T☆ そういう現実を突き付けるのが『レクリエイターズ』、というか広江礼威センセーなんですね。

広江 あくまで真鍳ちゃんが言ってることですよ! だってそういうのは全部、僕自身にも巨大なブーメランとなって突き刺さっているんですからねー! 助けてママン!

GX 最初から、「ブーメランあるんだろうな」って言いながら書いてましたよね。

広江 それでも書くんですよ。それが作家なんですよ......。

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T☆ おっけー! その覚悟をセンセー自身の口から聞けただけで、「ヘタレの地平線」に参加できて良かったと思います!

GX その重要な役割を果たした真鍳ちゃんは羽田空港から旅立ってお別れでしたが、制作当初は、人殺しまでしてる彼女が生き延びるのは、視聴者に納得してもらえないんじゃないかと言われましたね。

広江 あー、それはそうかもしれないね。でも、世の中そんなもんですよ(笑)。

T☆ では改めて、現界したセツナさんとアルタイルの会話シーンについて。颯太くんと交換した眼鏡がここでも重要な意味を持ってくるあたり、眼鏡っ娘好きとしてはたまらなかったですね。

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広江 僕はもう、デレたアルタイルがアニメで見られて大満足です! 一人称も「余」じゃなくて「わたし」になっちゃってるからね。もちろん、現界したセツナがアルタイルを動かす存在たりえたのは、技量は足りなくても颯太が創作したキャラクターに盛り込んだものが、確かに本当の彼女だったからなんです。

T☆ そこは主人公ではなかったとしても、颯太くんだからこそ出来たことではあるんですね。

GX アルタイルとセツナさんが二人きりの物語の中で幸せになる百合エンド尊い......。そしてチャンバーフェスも幕を閉じ、今度こそめでたしめでたし! よぉし、生中おかわり!

広江 まだもう1話あるよー!

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<つづく>

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