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レクリエイターズ ネイキッド

6 june

6月18日

139/メテオラがふわりと降り立ち、颯太に歩み寄る。
メテオラ「ソウタ殿」

颯太、力なく立ち上がって。
颯太「メテオラさん」

メテオラ、颯太を黙って抱きしめる。
メテオラ「私が迂闊だった。貴方が何かを語る事を恐れていたのは、あのとき解っていた筈なのに。それを問わない事が優しさだと、愚かにもそう思ってしまった」

颯太、堪えきれなくなって泣き出す。
颯太「すみません……すみません、メテオラさん……もっと早く、言わなきゃいけなかったんです、僕が……」
メテオラ「大丈夫」

颯太を抱きしめたまま。
颯太「すみません、す、すみません──」

号泣する颯太。
颯太「僕は……彼女を助けなかった……どこかで、いい気味だって……別にあの子は、なんにも変わってなかったのに……変わったのは、あの子を見ていた僕の方だったのに……シマザキさんには僕なんかよりよっぽど見てくれる人がいるじゃないか、なんて、勝手な事を思ってた……本当は違ったのに、届かない自分が──悔しかっただけなのに、僕は彼女を死なせてしまった!」
メテオラ「ソウタ殿」

抱きしめたまま、囁く様に。
メテオラ「ソウタ殿。誰かに傷を負わせたその責を自覚するのなら……貴方はその事を忘れてはならない。口触りの良い言葉で、忘却してはならない。それらを抱きしめたまま、貴方は生きなくてはならない。眼を逸らさぬ様に、そこから何が出来るのかを、自分に問い続ける事。それは即ち、あなたが生きるという事の意味」

顔を離して。
メテオラ「私達の世界も貴方達の世界も変わらない。世界は選択と覚悟を要求する。抱きしめ、そして立ち向かいなさい」

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